最近、建設業の原価集計について詳しい現場の方と
話し合いました。以下長文ですが、関連すると思われる方は是非、ご一読ください。
中小企業は基本的に自社にて、
1、材料費・外注費・人件費(人工)を事前集計をして見積書作成
2、実際にかかった経費を、支払者が各自入力して実額集計
3、差異分析と改善行動
のPDCAを行うのが大原則になります。
結論、自社内で作成したエクセル集計でも基本的に問題ありません。
(もちろん、アプリを使っても同じ効果が見込まれます)
但し、
材料・外注については、相見積りを取らないと高いのか安いのかも分からないのは
どの会社でも同じなので、必ず相見積もりを取ります。
継続的に同じ外注先に依頼し続けた結果、先方の人工をかなり多く上乗せしたりする事例は
よくあるみたいです。
また、現場の管理も重要で、外注先任せにしてしまうと、やはり人工を多く上乗せされたりするので、現場監督(施工管理者)の目でしっかり全体管理する必要があります。
本来そのような立場になるリーダーがいれば問題ないのでしょうが、
「リーダーが全体を管理できずに自分の現場のみの管理」といった状態では、
予算通りになる方が異常と言えます。
さらには、クレジット(コーポレート)カードで現場経費を支払う場合、
集計モレや従業員による不必要な出金(ひどい場合は不正利用)がある。
などのデメリットも内在しています。
よって、明日から実行可能なタスクとしましては、
✔ 必ず、事前に原価計算の見積りを行い、差異分析も1件ごとに行い深堀する。
✔ 現場管理をしっかりと行う
✔ 従業員が施工管理技士の資格を取る(そこで原価管理も覚える)
✔ クレカ使用ルールを作る(又は廃止)
であり、こちらも早急に実行することをお勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございます!